公衆衛生医師は、医学的知識を活かして、公務員として地域住民の健康水準の維持・向上を目指すために働いています。
日々直面する地域の健康問題に対して、対応方針を企画書にまとめ、法律や予算の制限のなかで医療機関と調整をしながら、解決していくことが求められます。
また感染症の集団発生など、突発的な事例に対して、医学的な知識に基づき、適切な対応策を決定する判断力が求められます。
臨床の現場とは異なる医師としての役割が求められる、非常にやりがいのある仕事であるといえるでしょう。
臨床で診療できる患者数には限界があり、また臨床医の仕事は疾患にかかった人を治すのが中心です。
公衆衛生医は医師という知識や経験を生かして社会の制度を作り、それを運用していくことによって、疾患を予防し、多くの人の健康を守ることができるのです。
厚生労働省では公衆衛生医師確保推進事業を立ち上げ、医師確保に困難な地域での公衆衛生に従事する医師の確保を目指しています。
これは保健所において公衆衛生に従事する希望をもつ医師と、地方の保健所とを引き合すための情報提供を行うもので、希望する医師と自治体ともに登録を促しています。
各地の保健所においても、医師の募集活動を行っています。
また全国保健所長会のホームページでは、現役の公衆衛生医師の活躍を紹介したり、各地の医師募集情報を掲載するなどして、より積極的な求人活動を展開しています。
地域住民の暮らし、健康と安全を支える保健所。
人々を脅かす感染症や、食中毒の予防など、まさに地域医療の最前線と言えます。
そこで医師として活躍する人材が、全国各地で求められているのです。
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